asics Race Report
計測日
2022.10.12

結果はレースに特化したアシックス独自の分析であり、Runmetrixアクティビティデータとは異なる場合がございます。

レース距離
42.2 km
Runmetrix計測距離 41.9 km
レースタイム
3:28:14
Runmetrix計測タイム 3:28:15
平均ストライド (身長比)
1.30 m (0.77)
平均ピッチ
176 step/min
目標ペース
4:58 /km
平均ペース
4:49 /km
ベスト 3:55
ワースト 11:35
ランニングフォームスコア
ベストスコア
76
9 km 地点
ワーストスコア
67
33 km 地点
73
コース
コーチからのコメント

レースおつかれさまでした。レース全体を通して、大きなフォームの崩れがなく最後まで粘りきれたのではないでしょうか。その中でも、フォームが変化するポイントが2点ありました。およそ10km地点と、20km地点です。10km地点から、腰の沈み込みに左右差が見え始め、左脚で着地する際に膝の屈伸が大きくなったようです。もともと左右差があるようですので、ぜひ推奨トレーニング「ヒップリフト」を通じて、特に左脚のお尻・太ももを強化いただくと良いかと思います。また20km以降は、「スムーズな重心移動」のスコアに関わる、減速量・左右方向衝撃が大きくなっていました。レースの終盤は、一般的には疲れが出てきて減速量や左右へのブレが大きくなる傾向にあります。走りの効率の低下をまねくだけでなく、股関節まわりへ負担がかかりやすいという面もあるので、しっかりとケアを行うようにしましょう。

自己評価
70
100

自己採点70点!走り込み不足が課題の中、現状把握(サブ3.5目標)をテーマにスタート。前半は安定した姿勢を維持してプラン通り!「いい走りが出来そう」と手応えがありました。中間点~終盤はオーバーペースで、上体のブレや左右差も大きな走りでした。終盤~ラストはペースアップも腰の位置が下がり、あがいていました。ジェルの補給ロス等…、次のレースに向けたトレーニングに課題を活かし、ステップアップを目指します!

Race Review レースレビュー

ペース戦略レビュー

レース全体を通したペースの変化から、今回のレースにおけるペース配分を振り返ります。

計測されたレースの平均ペースは 4:49/km でした。途中、一部ペースが落ちる区間がありました。今回の結果から、4:26/km のイーブンペースを目安にすると十分にポテンシャルが発揮できたと推測されます。

ペース(分/km)

ポテンシャルペース:
持っている実力を100%発揮するには過度な加減速がないイーブンペースが望ましいとされています。
今回の結果から、イーブンペースを維持できた場合に期待できた本レースのペースを算出しています。

序盤
中盤
終盤
  • ペース
  • 目標ペース
  • 平均ペース
  • ポテンシャルペース
  • 標高

ランニングフォームスコア

区間ごとの平均ランニングフォームスコアです。フォームスコアは6つの観点からなるレーダーチャートで表され、正六角形に近く面積が広いほどバランスが良いフォームであると評価されます。
序盤から終盤まで、レース全体を通じて総合スコアが80点を超えるとアスリートレベルといえるでしょう。

km地点のスコア
骨盤を軸とした
全身の連動
動きの力強さ
スムーズな重心移動
左右対称性
安定した姿勢
負担の少ない接地

ペース

安定したペースを維持できていました。

フォーム

10km以降、「左右対称性」スコアがやや下がりました。

ペース

ペースのアップダウンが大きい区間だったようです。

フォーム

20km以降、「スムーズな重心移動」のスコアが下がりました。

ペース

最後まで大きく変わらずに維持されていました。

フォーム

フォームスコアは、中盤から大きく変わらずに維持されていました。

フォームポイント解説

レース全体を通したランニングフォームの変化から今回のレースを振り返り、
ステップアップに繋がる3つのポイントをご説明します。

POINT 1

10km以降、左脚着地後の膝の屈伸が大きくなったようです。

POINT 2

20km以降、ブレーキの力が大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。

POINT 3

20km以降、着地時や蹴り出し時の力が左右にブレやすくなったようです。特に左脚において、その傾向が顕著でした。

Point Explanation 各ポイントの解説

POINT 1

10km以降、左脚着地後の膝の屈伸が大きくなったようです。

関連する指標とスコア

指標
腰の沈み込み
指標の意味

接地後に膝が曲がって腰の位置が下がる動き。
身長を100%とした比率で表し、数値が大きいほど深く沈み込んでいる。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「腰の沈み込み」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、1歩ごとの着地後の膝の屈伸が小さく抑えられ、腰が落ちにくい動きを維持できていることを示しています。スタート直後は、着地後の膝の屈伸が小さく、腰が高い姿勢を維持できていましたが、10km以降、左脚着地後の膝の屈伸が大きくなったようです。

POINT 2

20km以降、ブレーキの力が大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。

関連する指標とスコア

指標
減速量
指標の意味

接地後のブレーキの大きさ。
一般的に、数値が大きいほど、1歩ごとのブレーキが大きい走りになっている。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「減速量」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、1歩ごとの着地後のブレーキが小さく、スムーズに重心移動しやすい動きができていることを示しています。中盤まで、ペースに対する着地後のブレーキは大きくありませんでしたが、20km以降大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。

POINT 3

20km以降、着地時や蹴り出し時の力が左右にブレやすくなったようです。特に左脚において、その傾向が顕著でした。

関連する指標とスコア

指標
左右方向衝撃
指標の意味

身体の左右方向にかかる衝撃の大きさ。
一般的に、数値が大きいほど、左右方向の不安定性が大きい走りになっている。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「左右方向衝撃」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、着地から蹴り出すまでの間の左右方向への力が小さく抑えられた動きができていることを示しています。中盤まで、ペースに対する着地後の左右へのブレの大きさは標準的でしたが、20km以降大きくなり、着地時や蹴り出し時の力が左右にブレやすくなったようです。特に左脚において、その傾向が顕著でした。