asics Race Report
計測日
2023.10.29

結果はレースに特化したアシックス独自の分析であり、Runmetrixアクティビティデータとは異なる場合がございます。

レース距離
42.2 km
Runmetrix計測距離 42.5 km
レースタイム
3:27:13
Runmetrix計測タイム 3:26:44
平均ストライド (身長比)
1.02 m (0.61)
平均ピッチ
200 step/min
目標ペース
4:48 /km
平均ペース
4:51 /km
ベスト 4:35
ワースト 5:47
ランニングフォームスコア
ベストスコア
73
5 km 地点
ワーストスコア
67
36 km 地点
70
コース
コーチからのコメント

レースおつかれさまでした。目標まであと1歩というところでしたが、後半のペースダウンも最小限に抑えられ、うまくまとめられた手ごたえのあるレースとなったのではないでしょうか。コメントにご記載の通り、冷静なペース配分とエネルギー補給戦略が功を奏したようですね。レポート末尾の「ペースアドバイス」では、目標タイムを超えるポテンシャルをお持ちであると算出されますので、自信をもって今後も練習に取り組んでいただければと思います。ランニングフォームスコアも高く、効率の良い動きができているようです。ただし「負担の少ない接地」が相対的に低く、特にレース序盤の「着地衝撃」が大きいようです。1歩ごとに強く踏み込むような特徴であると見受けられますので、できるだけ「足は置くだけ」という気持ちで走るとともに、練習後は太もも前のストレッチを入念に行っていただくとよいでしょう。その他フォームの課題は、20km以降に表れたようです。まず「骨盤の引き上げ」が小さくなっていて、全体的に腰が落ちるような姿勢になっていました。疲労によって身体の軸を保つことができず、姿勢が崩れた可能性がありますので、長い距離でも腰が高い姿勢を維持するため「ツイストクランチ」を通じた体幹の強化を行っていただくとよいでしょう。走行中は、疲れた時こそ腕振りと一緒に上半身がブレたりねじれたりしないよう気をつけてみてください。また、右脚で着地する際の「減速量」が大きくなっていて、ブレーキをかけるような動きになっていました。「サイレイズ」という動きづくりも兼ねた筋力トレーニングを通じて、特に左右で身体の使い方や力の入れやすさに違いがないか確認することをおすすめいたします。

自己評価
90
100

目標のサブ山中教授には届かなかったが、今の実力を十分だせたと思う。新潟シティマラソンの課題であった30km以降を粘るために前半はやや抑えめに入ったので最後まで極端なペースダウンをせずに走りきれた。足攣りを防ぐために30km地点と35km地点でコムレケアゼリーを飲んだので最後まで攣らずにすんだ。余裕をもって目標を達成するためには、フォーム改造、筋トレ、無酸素運動等によるスピード向上が必要だと考える。

Race Review レースレビュー

ペース戦略レビュー

レース全体を通したペースの変化から、今回のレースにおけるペース配分を振り返ります。

計測されたレースの平均ペースは4:51/kmでした。後半にややペースが落ちていました。今回の結果から、4:46/km のイーブンペースを目安にすると十分にポテンシャルが発揮できたと推測されます。

ペースアドバイス

今回のペース推移から導き出されたあなたのポテンシャルから、推奨ペース及び予測タイム独自に算出しています。
※余裕を残して走った場合には、予測タイムが遅く算出されている可能性があります。

今回のレースにおける適正ペース

4:46 /km
ゴールタイム予測
3:21:25
(42.195km換算)

フルマラソン挑戦時の推奨ペース

4:44 /km
ゴールタイム予測 3:19:48
※各ペースはあくまで推定です

ペース(分/km)

ポテンシャルペース:
持っている実力を100%発揮するには過度な加減速がないイーブンペースが望ましいとされています。
今回の結果から、イーブンペースを維持できた場合に期待できた本レースのペースを算出しています。

序盤
中盤
終盤
  • ペース
  • 目標ペース
  • 平均ペース
  • ポテンシャルペース
  • 標高

ランニングフォームスコア

区間ごとの平均ランニングフォームスコアです。フォームスコアは6つの観点からなるレーダーチャートで表され、正六角形に近く面積が広いほどバランスが良いフォームであると評価されます。
序盤から終盤まで、レース全体を通じて総合スコアが80点を超えるとアスリートレベルといえるでしょう。

km地点のスコア
骨盤を軸とした
全身の連動
動きの力強さ
スムーズな重心移動
左右対称性
安定した姿勢
負担の少ない接地

ペース

中盤以降と比べて、ややペースが速かったようです。

フォーム

中盤以降と比べて、全体的にスコアが高い傾向でした。

ペース

序盤から大きく変わらずに維持されていました。

フォーム

20 km以降、「負担の少ない接地」のスコアが上がりました。

ペース

下がったようです。

フォーム

40 km以降、「動きの力強さ」のスコアが下がりました。

フォームポイント解説

レース全体を通したランニングフォームの変化から今回のレースを振り返り、
ステップアップに繋がる3つのポイントをご説明します。

POINT 1

序盤はペースに対する着地時の衝撃は大きめでしたが、20km以降、小さくなり、着地の際の負担が小さい動きになったようです。

POINT 2

序盤は十分に骨盤を引き上げて蹴り出す、腰が高い姿勢を維持できていましたが、20km以降、骨盤が上がらない、腰が落ちるような動きに変わったようです。

POINT 3

序盤はペースに対する着地後のブレーキは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。特に右脚においてその傾向が顕著でした。

Point Explanation 各ポイントの解説

POINT 1

序盤はペースに対する着地時の衝撃は大きめでしたが、20km以降、小さくなり、着地の際の負担が小さい動きになったようです。

関連する指標とスコア

指標
着地衝撃
指標の意味

接地の直後に身体にかかる衝撃の大きさ。
一般的に、数値が大きいほど脚への負担が大きくなる。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「着地衝撃」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、着地時に身体にかかる衝撃が小さく、すねや膝などへの負担が大きくなりにくい走りができていることを示しています。序盤はペースに対する着地時の衝撃は大きめでしたが、20km以降、小さくなり、着地の際の負担が小さい動きになったようです。

POINT 2

序盤は十分に骨盤を引き上げて蹴り出す、腰が高い姿勢を維持できていましたが、20km以降、骨盤が上がらない、腰が落ちるような動きに変わったようです。

関連する指標とスコア

指標
骨盤の引き上げ
指標の意味

接地から蹴り出しにかけて、スイング脚側に下がった骨盤を引き戻す動き。
マイナスの数値は、スイング脚側の骨盤が低い位置のまま蹴り出しており、プラスに大きいほど、スイング脚側の骨盤を高く引き上げた状態で蹴り出しができている。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「骨盤の引き上げ」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、蹴り出す際にスウィング側の骨盤を引き上げ、腰が高い姿勢を維持できていることを示しています。序盤は十分に骨盤を引き上げて蹴り出す、腰が高い姿勢を維持できていましたが、20km以降、骨盤が上がらない、腰が落ちるような動きに変わったようです。

POINT 3

序盤はペースに対する着地後のブレーキは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。特に右脚においてその傾向が顕著でした。

関連する指標とスコア

指標
減速量
指標の意味

接地後のブレーキの大きさ。
一般的に、数値が大きいほど、1歩ごとのブレーキが大きい走りになっている。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「減速量」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、1歩ごとの着地後のブレーキが小さく、スムーズに重心移動しやすい動きができていることを示しています。序盤はペースに対する着地後のブレーキは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。特に右脚においてその傾向が顕著でした。