asics Race Report
計測日
2024.03.03

結果はレースに特化したアシックス独自の分析であり、Runmetrixアクティビティデータとは異なる場合がございます。

レース距離
43.0 km
Runmetrix計測距離 42.1 km
レースタイム
4:43:39
Runmetrix計測タイム 4:35:36
平均ストライド (身長比)
0.93 m (0.55)
平均ピッチ
176 step/min
目標ペース
6:25 /km
平均ペース
6:32 /km
ベスト 5:27
ワースト 9:18
ランニングフォームスコア
ベストスコア
71
14.91 km 地点
ワーストスコア
65
1.91 km 地点
68
コース
コーチからのコメント

レースおつかれさまでした。後半の失速が悔しいですが、レポート末尾「ペースアドバイス」では、今回の結果から当初の目標以上の記録で完走できるポテンシャルをお持ちであると推定されています。ぜひこれまでの練習と準備に自信をもってトレーニングを継続いただければと思います。ランニングフォーム面でいいますと、「安定した姿勢」「スムーズな重心移動」といったスコアを中心に高く、十分な筋力で効率の良い走りができていることが強みのようです。レース中のフォーム変化も大きくなく序盤は動きも安定していましたので、今回のペースがオーバーペースであったとか脚づくりが不十分であったということもなさそうです。ただし20km以降「骨盤の左右傾き」「左右方向衝撃」がやや大きくなり、姿勢や蹴り出しの力が左右に不安定にブレるような傾向が見て取れました。走りの効率が低下するだけなく、お尻~膝横にかけて負荷がかかりやすくもなっていたと考えられますので、ぜひオフシーズンを中心に「シングルレッグレイズ」などを通じた骨盤横の筋肉(中殿筋)、「ツイストクランチ」などを通じた体幹強化に努めるとよいでしょう。身体の軸が安定するだけでも、走りやすさが変わると思います。また20km以降は「減速量」が右脚において大きくなっていました。1歩ごとに身体にかかるブレーキが大きくなっており、コメントにご記載の右膝の痛みと関連がありそうですね。まずは負荷がかかりやすくなっていたと見られる右の太ももまわりをしっかりとケアをするとよいでしょう。レース全体を通じて「負担の少ない接地」スコアが相対的に低く、強く路面を踏むような傾向があるため、右膝まわりに限らず日頃から練習後のケアは丁寧に行っていただくことをおすすめします。また、練習内容に応じて芝生などの路面を走る、クッション性の高いシューズを着用するなどして、脚への負担を減らす工夫を行うとさらに良いかと思います。

自己評価
60
100

右膝が痛み、35km以降、歩くことが多くなり、40kmからはほぼ歩きとなってしまった。

Race Review レースレビュー

ペース戦略レビュー

レース全体を通したペースの変化から、今回のレースにおけるペース配分を振り返ります。

計測されたレースの平均ペースは6:32/kmでした。後半にかけてペースが落ちていく傾向がみられました。今回の結果から、6:12/km のイーブンペースを目安にすると十分にポテンシャルが発揮できたと推測されます。

ペース(分/km)

ポテンシャルペース:
持っている実力を100%発揮するには過度な加減速がないイーブンペースが望ましいとされています。
今回の結果から、イーブンペースを維持できた場合に期待できた本レースのペースを算出しています。

序盤
中盤
終盤
  • ペース
  • 目標ペース
  • 平均ペース
  • ポテンシャルペース
  • 標高

ランニングフォームスコア

区間ごとの平均ランニングフォームスコアです。フォームスコアは6つの観点からなるレーダーチャートで表され、正六角形に近く面積が広いほどバランスが良いフォームであると評価されます。
序盤から終盤まで、レース全体を通じて総合スコアが80点を超えるとアスリートレベルといえるでしょう。

km地点のスコア
骨盤を軸とした
全身の連動
動きの力強さ
スムーズな重心移動
左右対称性
安定した姿勢
負担の少ない接地

ペース

中盤以降と比べて、ペースが速かったようです。

フォーム

中盤以降と比べて、全体的にスコアが低い傾向でした。

ペース

序盤から大きく変わらずに維持されていました。

フォーム

「骨盤を軸とした全身の連動」スコアは上がりましたが、「スムーズな重心移動」のスコアは下がりました。

ペース

下がったようです。

フォーム

「動きの力強さ」スコアが下がりました。

フォームポイント解説

レース全体を通したランニングフォームの変化から今回のレースを振り返り、
ステップアップに繋がる3つのポイントをご説明します。

POINT 1

序盤は骨盤の姿勢を安定させて走ることができていましたが、20km以降、着地後の骨盤の傾きが大きくなり、姿勢が不安定になったようです。

POINT 2

序盤はペースに対する着地後の左右へのブレは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、着地時や蹴り出し時の力が左右にブレやすくなったようです。

POINT 3

序盤はペースに対する着地後のブレーキは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。特に右脚においてその傾向が顕著でした。

Point Explanation 各ポイントの解説

POINT 1

序盤は骨盤の姿勢を安定させて走ることができていましたが、20km以降、着地後の骨盤の傾きが大きくなり、姿勢が不安定になったようです。

関連する指標とスコア

指標
骨盤の左右傾き
指標の意味

接地している脚と反対側の骨盤が傾いて下がる動き。
数値が大きいほど、接地中の骨盤が不安定な姿勢になっている。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「骨盤の左右傾き」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、着地後の骨盤の左右への傾きが小さく、着地の衝撃に対して身体を安定して支えられていることを示しています。序盤は骨盤の姿勢を安定させて走ることができていましたが、20km以降、着地後の骨盤の傾きが大きくなり、姿勢が不安定になったようです。

POINT 2

序盤はペースに対する着地後の左右へのブレは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、着地時や蹴り出し時の力が左右にブレやすくなったようです。

関連する指標とスコア

指標
左右方向衝撃
指標の意味

身体の左右方向にかかる衝撃の大きさ。
一般的に、数値が大きいほど、左右方向の不安定性が大きい走りになっている。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「左右方向衝撃」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、着地から蹴り出すまでの間の左右方向への力が小さく抑えられた動きができていることを示しています。序盤はペースに対する着地後の左右へのブレは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、着地時や蹴り出し時の力が左右にブレやすくなったようです。

POINT 3

序盤はペースに対する着地後のブレーキは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。特に右脚においてその傾向が顕著でした。

関連する指標とスコア

指標
減速量
指標の意味

接地後のブレーキの大きさ。
一般的に、数値が大きいほど、1歩ごとのブレーキが大きい走りになっている。

関連スコア

レース全体を通した動き・指標の変化

↑動き・指標
  • 左脚
  • 右脚
  • 平均
  • ペース
コーチからのコメント

このグラフは、スタートからゴールまでの「減速量」の左右各脚・両脚平均の変化と、ペース推移(点線)です。グラフが上にあるほど、その時点における、1歩ごとの着地後のブレーキが小さく、スムーズに重心移動しやすい動きができていることを示しています。序盤はペースに対する着地後のブレーキは小さく抑えられていましたが、20km以降、大きくなり、なめらかな重心移動をしにくくなったようです。特に右脚においてその傾向が顕著でした。